リハビリの話

「人の本質を変えることなんて他人にはできないということ」新人・新入職教育について

こんにちは!みのりです。

 

4月も半ばをこえました。

訪問看護で働く療法士はいかがお過ごしでしょうか?

疲れていませんか??

 

 

私は理学療法士なので、一般職の理学療法士の管理をすることが多いのですが、今年は新卒の理学療法士が入職してきて、てんやわんやです。

 

新卒の理学療法士が訪問看護ステーションで働くことは、全く問題ないと思っていますが、それは新人研修や教育をしっかりするということが大前提です。

 

新卒理学療法士には、訪問看護とはどういったものなのか?理学療法士はどういったものなのか?というところから学んでもらう必要がありますからやることは多いですね。

 

そんななかと言いますか、長年病院や訪問看護で新人や新入職の理学療法士の見て感じたことがあるので、今回はそのことについて書いてみました。

 

研修や指導なんかで人の本質を変えることなんてできない。

新卒でも21歳か22歳です。

もう大人です。

 

アイデンティティは出来上がってます。

そんな人の本質なんて変えることはできないという話です。

 

新人、新入職が何か失敗をしたと時、

「やばい、怒られる」と思って失敗したという事実だけ心配する人。

「なんで失敗したんだろう」と失敗を振り返り対策を立てる人。

「失敗したけど、これはあの人があんなこと言ったから失敗したんだ」と人のせいにする人。

色々います。

 

 

同じ失敗をしても人によって考えることは違うんですね。

 

私も若いころはこういった個人の思考の根本の部分を変えようと、いろいろ努力してみました。

 

ある時は強く叱ってみたり、優しく諭してみたり、なんでそう思ったのか自己分析させてみたり。

 

結果、「こいつ変わったな」と思うことは無かったですね。

私の指導の仕方に問題があるのかもしれないと思ったのですが、いろいろな職場の人達から情報収集してもだいたい私と同じような感想でした。

 

人はかわらない・・・。

 

これは現実です。

 

他人が人を変えることなんて簡単にできないというだけで、新人は成長はする。

成長はします。

知らなかったことを学ぶので成長はするんですね。

だから、変わったように見えることもあるのですが。

ここで注意しなければいけないのは、学習して成長するということは、個人の根本的な考えが変わるというということとは別ということです。

 

変わったように見えるというだけです。

 

私は若い時、これにだいぶ翻弄されました。

いろんな考えの人達を上手く動かす方法を考えるのが管理者の仕事

管理者は個人を変えることに力を注ぐのでなく、個人に合わせてモチベーションを上げる言葉やパフォーマンスを駆使し、気持ちよく働かせるよう努力するべきです。

 

その為にはスタッフと密にコミュニケーションをとり、どういう人なのかということを分析しとかないといけませんね。

 

分析したうえで、「褒めた方がいいのか」「危機感を持たせた方がいいのか」「叱った方がいいのか」考えると上手くいきやすいです。

 

最後に

新人・新入職の教育は「叱ればいい」「褒めればいい」という単純なものではないということです。

 

私たちの相手は子供ではなく大人だということを忘れてはいけません。

 

「仕事なんて適当でいい!ただのお金を稼ぐ手段なんだから」という人を否定してはいけません。

 

世の中にはいろいろな考えの人がいますし、どれが正しいということもないのですから。

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