訪問看護の話

非常勤療法士を多く抱える訪問看護ステーションのリスクについて

こんちは!みのりです。

 

私の勤めている訪問看護ステーションには非常勤の療法士がたくさんいます。

今回は非常勤スタッフをたくさん抱えている訪問看護ステーションはリスクが高いというお話です。

 

非常勤療法士が多いとこんなリスクがある

非常勤スタッフがとんでもないリハビリをしていても、わからない。

訪問看護という性質上、1人で利用者さん宅に療法士が訪問することになります。

その療法士がどんなリハビリをしているのかということがわからないんですね。

常勤療法士が共看になっていたら、利用者さんとの話の中で気づくかもしれません。

非常勤の療法士が1人で担当していたら、リハビリの内容なんてわかりません。

 

 

こんなことがありました。

 

非常勤療法士が退職することになり、利用者さんを引き継ぎの為、非常勤療法士に同行して利用者さんの訓練を見学しました。

度肝を抜かれましたよ。

 

その療法士、利用者さんの背中を足で踏んでマッサージしていたんです。

よく、子供がお父さんの背中に乗って、マッサージというか遊びますよね。

あれです。

 

非常勤療法士に事情を聴くと、利用者さんの希望だったようです。

 

いや、マジで。これはクソ療法士です。

利用者さんの希望を鵜呑みにして、リスク管理のできない方法で、決して理学療法とは言えない訓練をしています。

 

これはたまたま非常勤療法士が退職するからわかったことです。この非常勤療法士2年こんなリハビリをしています。

 

怖いものです。

非常勤療法士は急に出勤できないと言ってくる場合がある。

これ、結構あるんです。

職場に内緒でアルバイトをしている療法士はたくさんいます。

「何らかの理由で、アルバイトがばれた」という場合や、「バイトは暗黙の了解で大丈夫だったが、今年から副業禁止と厳密に言われた」という場合です。

 

このような理由で、来月からもう来れませんといわれることもあります。

 

訪問看護ステーションとしては非常勤スタッフでも急に辞められると利用者さんの調整が難しいですよね。

 

最悪、手放さないといけません。

 

これは、ただ単に利用者さんが減るということが気でなく、訪問看護ステーションの信用を失います。

だって、看護できますよと引き受けて、やっぱりできませんと断わるのですから。

 

非常勤療法士が多いと指導が行き届かない。

常勤療法士は物理的に話す機会が多いので、会社のルールや上司の言葉を伝達することは容易です。

 

しかし、非常勤療法士にすべてのことを伝達することは難しいでしょう。

もし、非常勤療法士が報連相ができないスタッフだった場合、常勤療法士が指導して改善させることは可能でしょうか?

 

私は無理だと思います。

 

非常勤スタッフとは話せる時間が少なすぎます。頑張って増やそうとしても限界があります。

 

訪問看護で非常勤療法士をたくさん雇う場合は、管理をしっかりとしなければいけない

非常勤療法士がたくさんいれば訪問看護ステーションにとっては最低限の支出で、利益を得ることができるので儲けやすいです。

 

しかし、非常勤療法士は使いにくいです。

非常勤療法士とコミュニケーションをとれる機会は限られています。

 

報連相ができるのか、できないのかしっかりと見極め、必要であれば指導するといったことが必要になります。

 

非常勤療法士の管理を誰にしてもらうかという人選も大事ですね。

こちらの記事もおすすめ!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です