こんにちは!みのりです。
私は10数年病院で勤務し、現在訪問看護ステーションで勤めています。昔から人事にも携わっていたので、場合によっては退職希望の職員を引き止めないと行けないこともあり苦労してきました。
医療業界は慢性的な人手不足になっているケースも多いので、退職者が出ると辛いですよね。管理者の場合は管理責任を問われかねないです。
というわけで今回は、退職希望の職員にどう対応すれば良いかということについて書いていきます。
退職希望の職員を引き止めても無駄
結局から言いますと、退職希望者を引き止めようとしても無理です。時間の無駄です。
退職希望の職員を引き止めるのは時間の無駄だと思う。
上司に言ってくる時点で、決意は硬いし。
その時引き止めても、どうせ一年ももたない。
結局みんなやめる。
一度辞めると決意させた時点で手遅れなのだ。
— みのり@訪問看護と通所介護で働く理学療法士 (@kikuchiyooo) March 10, 2021
辞めるといった職員はある一定期間辞めるかどうか悩み、その結果もう我慢できないということで意思決定を伝えにきています。
後からどうこうできるものではありません。
たとえ、引き止めることができたとしても、半年後、1年後に、また辞めるといってきます。
だって、辞めたい気持ちは変わらないのですから。
そう考えると、引き止める時間がもったいないです。
たまに退職を改めさせることもできる
先程、退職希望者の職員を引き止めるのは無駄だと言いましたが、稀なケースではありますが退職の意向を覆すとこができることもあります。
これは、たいして先のことも考えず、その時の感情で辞めますと言ってきているケースです。
例えば、「大きな失敗をしてしまった。自分にはこの仕事は向いてない。辞めよう。」
例えば、「子供が産まれたから多分今のペースで働くのは無理だろう。この先お金が必要だけど、仕方ない。辞めよう。」
例えば、「給与面に不満は無いけど、同僚との人間関係が上手くいかない。この先働いても、しんどい思いをするだけだし辞めよう。」
こんなケースは別に辞めなくても、会社がフォローすれば解決します。
1番上の例なんか、上司や同僚が本人の話を聞きポジティブな発想に切り替えるよう誘導すれば解決するかもしれませんし、他の2つにおいては、雇用形態を変えたり、部署移動を行うなど対応策はあります。
上司が相手の主張をしっかりと聞き、解決策を提案することで解決するのです。
結論
退職希望の意思が固まっている職員を引き止めるのはほぼ無理と私は経験上確信しています。
ただ、その時の感情で辞める決断する職員もいるので、辞める理由は聞いた方がいいです。本当のことを言うかどうかは貴方との関係次第でしょうが、できるだけ掘り下げて聞き取りをしていく必要があります。
その職員が辞めようと思う理由が会社や上司にあり、それを他の職員も感じているのなら問題ですからね。