訪問看護の話

【体験談】医療券発行で関わったクソな福祉事務所職員

こんにちは!みのりです。

生活保護受給者に訪問看護を提供した場合、介護保険であれば介護券、医療保険であれば医療券というものが発行されないと請求できません。

ある利用者の医療券が全然発行されず、半年を過ぎた今でも医療券を発行しない福祉事務所の職員。あまりにも、ポンコツすぎる対応であったため紹介します。

医療券は厄介。

訪問看護では利用者の疾患により医療保険で介入するのか介護保険で介入するのかが決まります。

利用者が生活保護を受けている場合は医療扶助、介護扶助として生活保護法により、国がそれらの費用を負担する形になります。

訪問看護において、介護券は簡単に出るのですが、医療券は発行されるまでに時間がかかります。

これがなかなか厄介なのです。

訪問看護で医療券が発行されるまでの流れ

医療券は原則として被保険者が福祉事務所に申請することにより開始します。

申請に基づいて福祉事務所は所長が必要と認めた場合、医療券が発行されます。

病院の受診の場合はこれでOKです。

 

訪問看護の場合は、すぐに医療券は発行されません。

訪問看護の場合は、被保険者が福祉事務所に申請した後、訪問看護要否意見書というものを主治医に書いてもらう必要があります。その後、福祉の方で審査して医療券を発行するかどうか決めるのです。

訪問看護ステーションで働いている方ならお分かりかと思いますが、大きな病院だと、その訪問看護要否意見書を書いてもらうまでにかなりの時間がかかりますし、福祉事務所の対応もかなり遅いです。

医療券が発行されるまでに、時間がかかるのです。

また、これらは、いくつか手順を踏まないといけないので高齢者や障害者がこれらを行うことは難しく、訪問看護ステーションのスタッフが代わりに手配することとがよくあります。

よくあるというか、私が勤めている訪問看護ステーションでは100%、訪問看護ステーションが手配しています。

福祉事務所職員のクソみたいな対応

これは、あくまでも私がであったケースワーカーの話です。福祉事務所に勤めているスタッフが皆そうというわけではありません。

私が担当した利用者さんが生活保護受給者だったんですが、普段は介護保険で訪問看護の介入をしていました。しかし、その利用者さんに褥瘡ができ高頻度の処置が必要となったため、医師から特別訪問看護指示書がでたのです。

そうなってくると、訪問看護は医療保険での介入となります。

そこで、福祉事務所に連絡し医療券を発行してもらうよう手配しました。

まず、福祉事務所のケースワーカーは訪問看護ステーションに訪問看護要否意見書を送ってきました。

ん?と思いましたが、とりあえず医療券を発行してもらわないといけないので、私が病院へ依頼して訪問看護要否意見書を書いて福祉事務所に郵送してもらうよう手配しました。

それが、2019年10月初旬です。

10月末になっても医療券が発行されていないことに気づいた私は、福祉事務所に電話しました。

「〇〇さんの医療券ですがどうなったでしょうか?」

ケースワーカー「要否意見書は病院から届いたのですが、医師から指示の詳細を教えてほしいんです。指示書を内にFAXしてもらえませんか?」

「え?それならお前の方から言って来いよ。私が電話するまで忘れてただろ!」と言った感じでした。

私が勤めている訪問看護ステーションでは指示書をFAXすることができないので、

「うちから指示書をFAXすることはできないので、病院に問い合わせてもらっていいですか?」

ケースワーカー「(何やかんやもめて)そうなんですか。では病院に依頼しますね。」

「ありがとうございます。こちらも何かあればできる範囲で協力します。」

このような流れになりました。

しかし、翌年2月になっても福祉事務所から連絡はありません。

そこで、私はまた福祉事務所に電話しました。

私「○○さんの医療券はどうなっていますか?」

ケースワーカー「訪問看護の指示書の詳細を頂かないと医療券は発行できません。指示書のFAXを送ってもらえますか?」

私「は?その話は前散々したでしょう。」

以前時間をかけて話した内容が伝わっていません。マジでむかつきました。

「前にも言いましたが、こちらから指示書をFAXすることができないので病院に問い合わせてください」

ケースワーカー「わかりました。病院に問い合わせます。」

「もしかして以前病院に問い合わせると言っていましたが、していなかったんですか?」

ケースワーカー「そちらからFAXを頂けると思っていたので」

私は怒りましたよ、さすがに。

「いやいや、指示書の内容をこちらからFAXをすることはできないので、病院に問い合わせくださいと言っていたでしょう。覚えていないですか?あなたでは話にならないので管理者の方と変わってください」

ケースワーカー「すみません・・・。」

「上司に代わってください」

ケースワーカー「わかりました・・・」

上司らしき人「○○さんの医療券については、こちらから病院に指示内容を聞いて審査します。できるだけ早く対処します。」

上司は空気が読める感じでした。

そして、4月。

まだ医療券は来ていません。

私は福祉事務所に電話しました。

「○○さんの医療券はどうなりました?何回も問い合わせているのですが全然進展してないんです!」

ケースワーカー「医療券の手配ができたのですぐに発送します!!」

やっと、このポンコツとのやり取りも終わったのかと私は安堵しました。

しかし、5月末になっても医療券は来ません。

また電話です。

「○○さんの医療券はどうなったでしょうか?まだ来てませんが」

ケースワーカー「10月分すぐに送ります。」

「は?11月も12月も1月も介入していますが、それはどうなっていますか?」

ケースワーカー「10月の分しか出ていません」

マジでクソ!マジで殴りたいと思うほどの仕事の仕方。

10月から1月まで介入していたというのは何度も確認された内容なんです。

職業差別をするわけではありませんが、福祉事務所で働いてる奴全員クソじゃないかと思ってしまう出来事でした。

ケースワーカーがクソみたいに仕事ができなくても、そいつが仕事をするまで待たないといけないという苦悩

医療券は本来、被保険者が申請するものですが、できない人があまりにも多いです。福祉事務所の職員はそんな現状も知っているのに、訪問看護事業所に丸投げする始末。

一番クソなのは福祉事務所の一部の職員なのですが、訪問看護で働くのであれば、このクソたちと共存していなければなりません。

クソ達をどう動かし、どう利用するのかということは訪問看護ステーションに勤める職員にって必須のスキルではないでしょうか。

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