こんにちは!みのりです。
訪問看護のリハビリは医師の指示のもと、看護の一環として行われますが、主治医と直接話す機会は非常に少ないんです。
しかし、セラピストは利用者の主治医に直接会いに行く方が圧倒的に得するということを伝えします。
主治医とのトラブルの一例
最近こんなツイートをしました。
医師からクレームの電話。
私が電話で対応したのだけれど、めちゃくちゃ怒ってる。
怒りすぎて何言ってるのかわからないレベルだったので話を聞きに出向く。
病院に着くとその医師はもう落ち着いていて、なんやかんや話して、今度一緒にご飯食べる約束して帰ってきた。
— みのり@訪問看護で働く理学療法士 (@kikuchiyooo) June 5, 2020
クレームの内容はこんな感じでした。
医師から事業所に電話があり
「〇〇さんの指示書を書いてくれって、うちに手紙が来てるど、私は〇〇さんとリハビリの話なんか1回もしてない!私と○○さんが話する前に訪看が指示書の依頼をしてくるってどういうことや!!」と。。
要約すると、医師がリハビリを必要と判断もしていないし、利用者からもリハビリの希望を聞いているわけでもないのに、何で指示書書かなあかんねん。しかも、訪看の方から医師に指示書書くように言ってくるってどういうことやねん。
ということです。
私、この話聞いてびっくりしました。
だって、この新規依頼はケアマネから来たのですが、そのケアマネも利用者が医師からリハビリをするように言われたという発言を拾ったことから始まったのです。
そのケアマネが言うには、主治医が〇〇さんに「リハビリをした方がいいよ。でもウチは外来のリハビリをしてないから、どこかいい所をさがしてみてください」と言ったようで、利用者はケアマネに相談したそうです。
そこで、そのケアマネとも親交が深く、エリア的にもバッチリなうちの事業所に依頼が来たんです。
私達はそういった経緯をケアマネから聞いているので、利用者との契約を済まし、その病院に指示書を依頼しました。
そこで、このクレームです。
どうやら主治医が○○さんに対し「リハビリをした方がいいよ」と言ったことを完全に忘れているようだったのですが、電話ではなかなか伝わらず、直接会いにって面と向かってはなすことでようやく伝わったというケースでした。
直接会って話すことの凄さ
私はできるだけ医師とは直接会うようにしています。
これは上にも書いたように、間接的なやり取りだけだと誤解を生みやすいということもあるのですが、直接会うと信頼関係を築きやすいというメリットが大きいからです。
大きな病院だと、利用者の主治医と会うことは困難ですが、小さなクリニックとかだと時間を調整すれば主治医と会うことはできます。直接主治医と会って話をすると、利用者のことだけでなく自分のことを話すような場面も出てくるんです。
そういったことで、私のプライベートな情報を得た主治医は、何故か私のこと信頼するのです。人と人は、書面だけでなく、直接会った方が信頼関係を築きやすいのです。
実際、私はケアプランセンターだけでなくクリニックへの営業を強化したことで、利用者の新規依頼が激的に増えました。それは、医師が私の勤めている訪問看護ステーションを紹介してくれていたからです。
セラピストは利用者の主治医に直接会いに行く方が圧倒的に得する
直接主治医と会って話すことで、お互いの誤解がなくなります。また、信頼関係も築きやすいです。いいことばかりなんです。
医師はコミュニケーションが下手な人もいます。不愛想というか、患者を良くしたいという気持ちがは人一倍あるのに、それを表現できないという人も少なくありません。
セラピストが、そんな主治医と利用者との架け橋になることで、利用者にとって掛け替えのない存在となることもできます。
訪問看護のセラピストとして働くのであれば、是非利用者の主治医と会って話をしたいものです。
私は、できるだけ月に一回は利用者の主治医のクリニックに顔を出すようにしています。大きな病院はアポをとるのが大変なんで無理ですw。