こんにちは!みのりです。
新人療法士に求められるスキルが報連相です。
これは、理学療法士だけでなく組織で働く人たちにとって重要なスキルでしょう。
しかし、新人のうちは、
「報連相しろと言われても、どの程度すればいいのかわからない。」
「報告が事後だと怒られた。事前に報告しろと言われてもタイミングがよくわからない。」
など、報連相について悩むことが多いと思います。
そんな悩みにお答えします。
大前提として新人理学療法士が報連相できないとエライことになる
エライことになりますよ。
そもそも、新人療法士は実習レベルの利用者さんしか体験していません。実習に協力していただける利用者さんは、99%協力的な人です。
そんな人に評価・治療することは、割とイージーです。
ところが、働きだすと、いろいろな人にリハビリを提供します。
もちろん、小さなことに文句を言う人もいます。
新人のあなたが、そんな人を自力で相手にできますか?
できないでしょう。
あなたができることは、報連相しかないのです。
これができないと、患者さんや利用者さんとの関係をこじらせて訴訟問題になることもあります。
報連相はどこまですればいいのか?
何を報告したらいいのかわからないうちは、すべてすればいいです。
「今日は患者さんにこんなことを言われて、こう返しました。」
「患者さんが、こんな希望があったので訓練内容をこう変更しようと思います。」
など、なんでもいいんです。とりあえず、わからないうちは報連相したおしましょう。
そのうち、報告する必要がないものがわかってきます。
ここで注意しなければいけないことは、イレギュラーなことにおいてはすべて事前に相談するということです。
イレギュラーなことは、先におこることを想定できません。
例え、自分一人で解決できそうであっても、必ず事前相談か上司へ報告をするべきです。
事後報告はダメ。事前報告の事前はいつ?
何か起こってから報告しても、もうどうにもならないことが多いんですね。
事後報告をされても、起こったことにたいして、どうフォローするかということしかやることはありませんから。
事前に報告するの事前はいつなのか?ということですが、
そのことを把握した時に、報告すべきです。
なにか動き出す前にすればOKです。
動いてからであればOUTです。
例えば、
利用者さんから
「明日から、娘の家で1週間ほどすごすから、娘の家に訪問にきてほしい」
と言われたとします。
その時に「いいですよ。わかりました。」と返事してから上司に報告してはいけません。
「自宅と違うところでサービスを提供できるかどうか確認します。」と一旦持ち帰って、上司に相談してから利用者さんに返事をするべきです。
さいごに
報連相は組織で働く上で、とても重要です。
上司は、なによりも現場で起こっていることを把握しなければなりません。
把握さえすれば、何か問題が起こった時に早期解決できるんです。
新人療法士は、上司に報連相を行うことで、自分一人で解決するということを回避できます。
上司を巻き込むことができるんです。
自分を守る為にも、報連相をしましょう。