訪問看護の話

災害時の訪問看護利用者の安否確認にはトリアージを導入するべき

こんちは!みのりです。

 

前回は訪問看護ステーションは災害時なにができるのか?という記事を書きました。

 

その中で訪問看護ステーションで安否確認についてふれました。

 

私の職場の訪問看護ステーションでは、じゅうぶんな災害対策をとれていなかったので、安否確認をする時も、行き当たりばったりでした。

 

いろいろ調べて、どうすればよかったのかということを考えたので紹介します。

 

安否確認にトリアージの導入すべき

みなさん、トリアージという言葉、ご存知でしょうか?

 

トリアージとは、患者の重症度に基づいて、治療の優先度を決定して選別を行うこと。トリアージュとも言う。語源は「選別」を意味するフランス語の「triage]」である。
救急事故現場において、患者の治療順位、救急搬送の順位、搬送先施設の決定などにおいて用いられる。識別救急(しきべつきゅうきゅう)とも称する。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

救急救命的なテレビ番組で、災害が起きた時、医師が重症度に応じて緑とか赤とか黄色とかの札を被害者に付けてますよね。

あれトリアージしているんです。

 

そのトリアージを災害が起こる前にしておくのはどうかということです。

つまり、災害が起こった時に、どの利用者を優先的に訪問するのか?連絡を取るのか?決めておくということです。

 

これは、実際に導入している訪問看護ステーションがあります。

 

  • 吸引・人工呼吸・HOT・HDが必要な利用者
  • インスリン・バルンカテーテル・ストマ・点滴を使用している利用者
  • 独居・寝たきり・小児・老老世帯・認知症の利用者

これらをそれぞれ点数化し、点数によって優先度を決めるというものです。

 

その優先順位をランク分けしカルテに記載しておくんです。

これはすごくいいと思います。

 

どうゆう方法をとるにしろ、優先順位を決めておくということは非常に重要だと思います。

 

あとは、訪問看護ステーションでこのような優先順位を決めるような対策をとることで、職員の災害対策に対しての意識が高まるのではないかと思います。

 

さいごに

今回は災害対策の安否確認について書きました。

安否確認自体は簡単にできることですが、事前に優先順位や災害時を想定して考えることで、よりスムーズな確認が可能になることが考えられます。

 

家に行くべきなのか?電話連絡でいいのか?ということも事前に決めておくと良いでしょう。

 

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