こんにちは!みのりです。
年々更新される訪問看護のマイナス改定。
新型コロナウイルスによる訪問看護などのサービスによるコロナウイルス感染への懸念。
訪問看護ステーションで働く人達にとっては深刻な問題です。
事業所の売り上げが激下がりの所もあるでしょう。
ボーナスがカットになったところもあるでしょう。
減給になったところもあるでしょう。
まさに訪問看護にとって冬の時代が到来しています。
訪問看護のセラピストの求人は激減
少し前にこんなツイートをしています。
訪問看護の理学療法士の求人激減してるなー。
来年の介護の改正も訪問看護のリハビリとしては、マイナス改定になるだろうし。
— みのり@訪問看護で働く理学療法士 (@kikuchiyooo) March 14, 2020
一昔前、訪問看護ではセラピストをガンガン雇っていました。
しかし、最近の訪問看護においてセラピストの求人は激減しています。私が勤めている訪問看護ステーションでも新入職の求人は取り下げています。
去年までは来るもの拒まず状態だったんですけどね。
実際に私が勤めている地域では理学療法士協会から来る冊子に載っている訪問看護の求人は2件位しかありませんでした。
訪問看護でセラピストの求人が激減する理由
看護師の場合、緊急対応や急な点滴の指示などによりスケジュールの変更が多い為、利用者の予定をパンパンに詰めることができません。ある程度余裕を持ったスケジュールにしておく必要があります。
しかし、セラピストの場合は緊急対応をすることはないですし、介入も時間通りにできます。その為、利用者の予定はパンパンに詰めることができます。
また、セラピストの方が看護師よりも安く雇うことができます。平均年収が違いますからね。因みに看護師の平均年収は480万程度、セラピストの平均年収が408万程度です。
そういった点で、訪問看護ステーションでセラピストが重宝されていました。
しかし、ここ数年の介護や医療のマイナス改定によりセラピストの多い訪問看護ステーションは減収となっています。
セラピストが増えすぎると介入1件の単価がどうしても下がってしまうんです。
訪問看護のセラピストの給料も下がる?
実際に給料が下がっているところもあります。
訪問看護で歩合があると、それなりにスタッフのモチベーションは上がるけど、利用者の囲い込みをしようとする人がでてくる。
これが厄介。
そう思って私の知り合いの訪看STは、歩合制をやめて、ボーナスという形でインセンティブを与えようとしたのだけれど、退職者続出。
— みのり@訪問看護で働く理学療法士 (@kikuchiyooo) March 10, 2020
ツイートしたように、私に知り合いの訪問看護ステーションでは歩合がなくなりました。
基本給が下がったという理学療法士もいます。
会社の収益がさがると、職員の給料も下がるのが現実です。
私の勤めている訪問看護ステーションでは基本給はかわらないですが、歩合や賞与などのプラスαの部分が減少しています。
歩合や賞与を貰うことを当たり前に思っていて生活費に充てていた人にとってはキツイでしょう。
今の訪問看護ステーションは、まだまだセラピストが幅をきかせている所も多いです。
今後、在宅でのリハビリは訪問リハビリステーションでやりなさいという流れがもっと強くなれば訪問看護ステーションでのセラピストの需要は更に下がるでしょう。
そうなれば、セラピストの給料も今後確実に下がります。
訪問看護のセラピストが給料を上げるには?
これは、簡単です。出世するか副業をするかの二択です。
出世するのであれば、1つの事業所に長く務める必要があります。転職を繰り返している人は信用がありません。
長く働いて信用を積み重ね役職を勝ち取るというのが1つの方法です。訪問看護である程度出世すれば年収600~800万位は到達できるでしょう。
1000万越えを目指すのであれば、1つの会社を任さられるようにならないと難しいでしょうね。その為には、そこそこ大きな会社で長く勤めあげ、更に結果も出していかないといけませんね。
副業する場合は、訪問看護にこだわる必要もないとは思いますが残業時間の少ない職場を選んだ方がいいです。出世することは諦めましょう。出世すると管理業務が増えてしまうので副業には向いていません。
本業は定時まで頑張り、他の時間で副業で頑張るという感じです。
休日にセラピストの資格を使ってアルバイトするというの方法もありますが、これはあまりおススメしません。ひと月7~8万稼ぐことができるかもしれませんが休日がなくなります。また、副業として同じ仕事をしていると気分転換にもなりません。
どうせなら、ブログ、YouTube、せどり等セラピストと違う分野の副業をおススメします。