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勉強会と症例発表、どちらが新人療法士を成長させるのか?

こんにちは!みのりです。

 

今は6月。

新人療法士も徐々に仕事を覚えて、担当の利用者さんもついてくる頃合いではないでしょうか。

 

私の職場でも4月から新人理学療法士が入職しています。

新卒で訪問看護です。

 

私が新人の頃は、初めての職場は病院というのが常識でした。新卒で訪問看護なんてありえない!対応できないだろ!という感じでした。

 

時代は変わりましたね。

 

今回は新人療法士の場合、いろんな勉強会に行く前に、ガンガン症例検討や症例発表をした方が療法士として早く成長するんじゃないかという話です。

新人療法士は症例発表を嫌がる

自分ができていないことを指摘されるという場は、誰しもが嫌になるでしょう。

 

新人療法士の場合は特に

「自分がちゃんと理学療法評価ができていない。」

「治療プログラムが的確ではない。」

と過剰に思い込む傾向があります。

 

指摘されると思ってしまうと嫌になりますよね。

療法士の勉強会や講習会に参加するのは良いこと。でもそれだけではダメ。

新人のうちから専門的な講習会や勉強会に参加することはいいことだと思います。

それらには、解剖学や生理学、運動学などの基礎的な知識がふんだんに盛り込まれていますし、ロジカルな考えを学ぶこともできます。

 

療法士としての知識としては十分補充できるでしょう。

 

しかし、ここでちょっとした落とし穴があります。

勉強会や講習会を受けることで、機能面に対してのアプローチにばかり目がいってしまうということがあるんです。

 

機能面に対して、しっかりと向き合うのはいいことですが、ADLもしっかりとみていかなければなりません。

 

利用者さんの生活を全体的に見る視点が何よりも必要になってきます。

 

利用者の背景を踏まえ適切な評価・治療をおこなうには症例検討が一番良い

知識や技術だけでなく、治療に至るまでのプロセスが詰まっているのが、症例検討や症例発表です。

 

何を評価するのか?

評価結果から、どのような考察をし治療プログラムを立案するのか?

ということが、症例発表や症例検討をすることでわかります。

 

これは療法士にとって軸となるものなので、治療技術なんかよりも重要なものだと思います。

さいごに

症例発表や症例検討は全体的な療法士のスキルをみることができます。

講習会や勉強会は、ものにもよりますがミクロの部分の技術を補充するものであり、マクロの部分は、やはり症例発表や症例検討のほうがスキルアップにつながりやすいのではないかと思います。

 

つまり、両方いい部分があるんです。

 

勉強会と症例発表、どっちがどうということはないんですね。

 

新人療法士は、勉強会や講習会を受講しつつ、症例発表や症例検討を行う。

これが、スキルアップとなる一番の近道でしょう。

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