こんにちは!みのりです。
今回は新人療法士向け第3弾です。
第2弾は【訪問看護】リハビリで体温測定したら低体温だった場合に考えることに載せています。興味のある方はご覧ください。
第3弾のテーマは、血圧測定ができない。SPO₂が測れない。そんなときどうする?ということです。
訪問看護ではたまにあることなので興味のある方は是非お付き合いください。
みなさん、血圧はどこで測りますか?
上腕ですよね。
でも、その利用者さんは透析をしていて両上腕にシャントが入っていたらどうしますか?
新しいシャントを造設することきなんかは、こんなことがおこります。
SPO₂はマニキュアをしていたり、指先の血流が悪い時は正しく測れませんよね。白癬症や振戦のある人も正しい数値がでないもんです。
血圧測定ができない。SPO₂が測れない。ときに学習しておきたいこと
1.上腕以外で血圧測定をする技術を身につけている。
これが、今回のミソですが上腕以外で血圧測定をする方法は身に着ける必要があります。
血圧は前腕や下腿や大腿でも測定することはできます。
2.上腕以外での測定時の違いをしっておく。
血圧の測定をする場合、マンシェットの幅の加減で血圧が高くなったり、低くなったりします。上腕の血圧を測る血圧計で、下腿部の血圧を測るのは問題ありませんが、大腿部の血圧を測ると正しい数値がでません。そういった、血圧の変化があることを知っておかないといけません。
3.SPO₂についてはパルスオキシメーターの仕組みをしっておく。
そもそも血流がわるかったり、測定する部位に強い光だはいると正しく測れません。
そんな時に必要な療法士のスキル
・足背動脈での測定方法を学んでおく。
全然難しいものではありません。療法士なら方法を知っていれば初見でできるでしょう。
・上腕よりも高めの数値が出ることを知っておく。
本人や家族がびっくりしないよう説明しましょう。
・パルスオキシメーターを使用する時、指が冷たかったら血流を良くしてから測定する。
よくあります。高齢者はほとんどこんな感じなので、指先を温めたり、血流を良くするようマッサージしたりしましょう。
さいごに
バイタルチェックが難しい利用者さんはたくさんいます。これを、「ま、いいか」と楽観的にみていると痛い目にいあいます。
訪問看護のリスク管理の基本はバイタルチェックです。
まずは、これが完璧にできるようになりましょう。
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