リハビリの話

新人理学療法士が成長するために治療技術の向上は必要だけど、それだけにとらわれてはいけないという話

 

私が新人の時は何を勉強していいのかわからず、高いお金を払って手当たり次第に勉強会に参加したものです。

理学療法士が学ぶ技術(手技)としてボ〇ースやP〇Fなどいろいろなものがありますが勉強会費用はどれも結構高いんですよね。

費用としてはだいたい1回1万弱~2万くらいかかりますかね。

 

高い勉強会を払って一生懸命勉強しても理学療法士として「上手くやっていけてない人」をよく見るのでその為にはどうすればいいのか?といことを書いていきます。

ここでいう「上手くやっていけていない人」というのは凄く勉強しているのに利用者さんにやたら拒否されたり、同僚の理学療法士や多職種のスタッフからクレームがたくさん来る人達です。

 

技術向上だけでなく理学療法士としてやらなければいけないとこ

利用者さんとのコミュニケーションをしっかりとる

 

これはとても重要なことで利用者さんと良い関係を構築できないと治療すらさせてもらえません。まずは、挨拶や評価・治療の際のオリエンテーションをしっかりとおこなうことを意識して患者さんとの信頼関係を築きましょう。これができていない療法士は結構います。

信頼関係を築く上でコミュニケーション量を増やすことはなかなか有効な手段です。

療法士側が一方的に喋るのではなく、利用者さんの話を傾聴しましょう。利用者さんが何を求めているのか、今どういう思いがあるのかということを感じ取らないといけません。

 

業務に必要な書類はしっかりと書いて管理をする

 

当り前のことですがこれができない療法士は結構います。

書類が管理できないというのは致命的なことなんですが、仕事ができない療法士ほどできていません。

書類がそろわないことで行政から指導が入ることもありますし、何か問題が起こった時に必要な書類を書いていないことが発覚し問題になるといったこともよくあります。

なにより、こんなこともできないなんてだらしない奴だと思われます。

 

自分が働いている仕事の制度を理解する

 

例えば病院での理学療法士の役割と訪問看護での理学療法士の役割は違います。リハビリが提供できる時間や回数なども違います。それをしっかりと理解して利用者さんや患者さんに説明できなければなりません。

患者さんや利用者さんに制度の説明を求められることはたくさんありますし、「なんで?」とそうなった理由を説明しないといけない場合もあります。勉強しましょう。

 

仕事の全体的な流れを知る

 

例えば訪問看護でリハビリをする場合であれば、

ケアマネージャから依頼がきたら、利用者さんと面談し契約します。同時に主治医へ指示書の依頼をして指示書が事業所に到着すれば指示内容に沿ってリハビリ介入します。

こういった流れをもっと細かい部分で理解していれば、指示書がいつまで有効なのかとか、そういえば先月で主治医がかわったから書類どうしたらいいだろとか、この人ともっとコミュニケーションをとった方がいいんじゃないかとか。いろいろなことに気が回るようになっていきます。

 

さいごに

 

私の周りでは手技におぼれプライドだけ高くなって、利用者さんに拒否されまくる人が数多くいいます。これは傍からみてかなり可哀そうな結果です。

技術向上の為、積極的に勉強会に参加するのはいいですが、それで視野が狭くなってしまうことがあるんですね。

自分が「やった方がいいと思うこと」と利用者さんが「やってほしいこと」は必ずしも一致しないということを念頭に置きましょう。

 

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