こんにちは!みのりです。
最近こんなツイートをしました。
今後、訪問看護ステーションが生き抜いていくには機能強化型を取れるかどうかが重要になってくるのではないかと思う。
リハ特化型のところはキツいいだろうけど。
— みのり@訪問看護で働く理学療法士 (@kikuchiyooo) December 7, 2019
近年、訪問看護の診療報酬は下降傾向にあります。
そんな中で訪問看護ステーションが生き残るためには加算をとって収益を上げていかないと厳しいというツイートです。
ただ、この機能強化型の加算をとるということは利用者さんにとっては負担になるものなんですなんよね。
訪問看護のサービスを受けたいと考えた時に、料金の高くなる訪問看護ステーションにわざわざ依頼するものなのでしょうか?
というわけで
今回は、訪問看護の料金が、加算などによって上がることで新規利用者は減少するのかということをテーマに書いていこうと思います。
機能強化型訪問看護管理療養費3を算定し始めた事業所は新規利用者が減少しているのか?
これは、私が勤めている会社がこれにあたります。
H31年度に機能強化型訪問看護管理療養費3をとりました。
新規利用者は前年度に比べ1.3倍でした。
料金が上がったのに新規利用者の依頼は増えているんです。実際にケアマネに依頼してくれた理由を聞いてみたのですが、料金に関してはあまり気にしていないということでした。
医療保険の場合、特定疾患や公費の関係で支払う料金の上限が決まっていることが多く、訪問看護ステーションごとの料金の差を比べることなんて、なかなかしないという返答がとても多くみられました。
それよりも、機能強化型をとっているということで、「ちゃんとした訪問看護ステーションなんだな」と印象付ける効果が高い印象でした。
料金が高くなるとしても、機能強化型をとるメリットはかなりあるんじゃないかと思います。
機能強化型をとるのはなかなかハードルが高い
機能強化型は1、2、3があるのですが、それぞれ条件が違います。
その条件というのが看護師の数、24時間対応体制加算をとっているかどうか、重症度の高い利用者を受け入れているかどうか、などなど、いろんなものがあります。
機能強化型1,2に関しては居宅介護支援事業所、特定相談支援事業所、障害児相談支援事業所が同一敷地内に設置されていないといけないといった、結構な資金を必要とする条件もあります。
以前から言われている、訪問看護ステーションの大規模化を行えば自然ととれるのが機能強化型なのかもしれません。
まあ、なんにしろ機能強化型をとるのはハードルが高いというのを私は言いたい。
その分の価値はあると思います。
加算とをとると「利用者さんの負担が増える」なんて考えなくていい
安いからいいのでしょうか?料金が高いのは悪なのでしょうか?
私は違うと思います。
質の高いサービスを提供できればそれに見合う料金を頂いても何の問題もないと思います。
特に、医療や介護は昔から奉仕のような感覚がありますが、それは間違っていと思います。
日本の場合、医療も介護も保険があります。
保険を使っている時点で十分補助されているんです。それなのに過剰にサービス料を下げてしまうとサービスの質はどうしても下がってしまいます。
というわけで、取れる加算はじゃんじゃん算定しちゃいましょう。
それに見合うサービスを提供すればいいんです。