訪問看護の話

新人理学療法士でも訪問看護ステーションで働けるのか?

こんにちは!みのりです。

私が理学療法士になった頃は、学校を卒業したら病院で働くのが当たり前。

新卒で訪問看護ステーションで働くなんて、勉強にもならないし、緊急対応もできないんだから無茶だろ!みたいなことが言われていました。

十数年前の話です。

今回のテーマになっている「新人理学療法士でも訪問看護ステーションで働けるのかというか?」ということですが、結論は出ています。

新人理学療法士でも訪問看護ステーションで問題なく働けるんです。

今回はこのことについて書いていきます。

とりあえずは病院で経験をつんでから介護分野も考えてみる。という考えは間違い!古い!!

 

理学療法士の学生と話していると「まずは病院で経験をつんでから介護分野も考えてみる。」とよく聞きます。

私も学生の頃はあたり前のように思っていました。いったいなんの経験でしょうか?

 

病院で勤務したという経験でしょうか?

理学療法士のスキルを高めるための経験でしょうか?

 

病院で回復期や急性期のリハビリをしたいのなら病院の経験は必要ですし、病院で働くことが一番の近道でしょう。

でも介護分野で働きたいのであれば、はっきり言って遠回りです。

 

将来の展望として訪問看護や訪問リハ、通所リハ、介護施設で働くとこを視野に入れているなら、初めからそこに就職するというのもアリです。

 

理学療法士のスキルを高めることに関しては、職場がどこであろうが変わりません。勉強する人はどこにいてもするし、勉強しない人はどこにいてもしません。

 

 

そもそも、

患者や利用者の評価が適切なのか?訓練内容はこれでいいのか?ということは症例検討や先輩に相談することで解決します。

手技など徒手的な技術を学びたいのであれば、外部の勉強会や講習会にお金を出して参加するのが望ましいです。

 

理学療法士のスキルを高めるのに場所は関係ないんです。すべては自分の行動力なのです。

 

訪問看護と病院で理学療法士の初任給に違いはあるのか?


私の住んでいる地域では、年収でみるとだいたい20から30万円くらいの差があります。もちろん訪問看護ステーションの方が高いです。

 

さらに訪問看護の場合は歩合がつくところがたくさんあります。

 

月100件を超えると、そこから1件ごとに+◯千円!みたいな感じです。

 

私が働いている訪問看護ステーションでは4月に入職した新卒者が8月の時点で年収400万超えています。

 

だいたいこの辺の病院の初任給は360万円くらいですから、結構稼げています。

 

いきなり訪問看護ステーションに就職するのが不安であれば見学(同行)させてもらえばいい。

 

新人教育などしっかりと行なっているところであれば、同行したいという要望も受け入れてもらえるでしょう。

 

逆にその程度の要望も通らないんであるところは何かしらの問題があるかもしれません。

 

実際に働いているところをみることで自分に合ってるかどうかくらいはわかるものです。

また就職する上で職場の人間関係とか気になるところですが、同行する際は1対1になるので、そういったことも聞きやすかったりします。

緊急対応に不安があってもあ報連相ができれば問題ない!


訪問看護ステーションで働く上で緊急対応はどうしてもついて回る課題だと思います。特に新人であれば、そういう時どうしたらいいかわからない!となってしまいます。

 

病院で働いていればナースコールを押して看護師に助けを求める。これでとりあえずはなんとかなります。

 

訪問看護ではどうでしょう。

 

看護師に電話すればいいんです。

 

もちろん緊急対応を学んで実施することは大切です。ただ、わからないこと判断に迷うことはあります。それは、どれだけ勉強してもついて回ることでしょう。

 

そういう時には、わかる人に聞くのが一番。それは、訪問看護という職場の中では容易に行うことができます。

 

ただ、その際に重要なことは看護師が何となくでもその利用者のことを把握しているということ。

 

利用者の情報共有をしておくことが必要なんです。

 

その為には、普段から利用者の情報共有や相談をしておくことが重要です。

先輩の療法士にも相談しておけば、より良いでしょう。

まとめ

新人だから、とりあえず病院に就職するというのは、もう何のメリットもないです。私が学生だった十数年前に比べ、理学療法士が活躍できる領域は広がっています。

 

昔からある固定概念はもう捨て去るべきです。

 

また、どこに就職したとしても必要になるのはコミュニケーション能力です。そのなかでも報連相できるということが一番大事です。

 

それさえできれば、どこででも働くことができます。

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