こんにちは!みのりです。
4月も中旬にはいり、新卒の理学療法士さんは、ぼちぼち理学療法士の仮免許が届く頃でしょうか。
私の勤めている職場に入職した新人さんは今日届きました。
もう理学療法士としてコストが算定できます。
今回は理学療法士が増えすぎて、そろそろ働くところがな無くなるんじゃないかということについて書いていこうと思います。
今回の内容は、結構深刻な話です。
理学療法士試験の合格率は下がってきている
第53回理学療法士国家試験の合格率は81.4%、作業療法士試験の合格率は76.2%だったようですね。
合格率は、年によってある程度変動しますが、傾向として合格率は下がっている傾向にあります。
私が国家試験を受けていた時の合格率は、ほぼ100%に近かったので、今はかなり試験内容が難しくなっているんでしょうね。
こういうことからも国としては理学療法士の増加にブレーキをかけているような印象があります。
理学療法士の需要と供給のバランスについて
実はですね。
先日、4/5に厚生労働省で医療従事者の需給に関する検討会 理学療法士・作業療法士分科会(第1回)というものが開かれています。
出典:PT-OT-ST.NET
ここで、言われたことは近い将来(2027年ごろ)理学療法士や作業療法士の供給が需要をこえてくるということです。
そして、2040年には供給が需要の1.5倍になるそうです。
激やばです。
2027年頃には理学療法士・作業療法士の供給が需要を上回る。2040年には供給が需要の1.5倍に。
質の悪い療法士は淘汰されていく。
理学療法士・作業療法士需給分科会が再開され、需給推計(案)が示される|https://t.co/bF9r5w1583 https://t.co/Az9yENCUhQ
— みのり@訪問看護ブロガー (@kikuchiyooo) 2019年4月16日
ついつい、こんなツイートをしています。
理学療法士は給料はそうでもないけど転職は簡単という時代は終わり
理学療法士は国家資格というだけあって転職は選ばなければいくらでもあります。
なので、気に入らないことがあるとすぐに今の職場を辞める理学療法士は結構います。
数か月で辞める人も少なくありません。
こういう好条件は、質の悪い理学療法士を生み出す原因担っていると思います。
私の先入観もありますが、こういう感じでサラっと職場を辞める理学療法士は態度が横柄だったり、自分がしないといけないことを他人に丸投げする傾向にある感じがします。
そして、自分に甘く、他人に厳しいみたいな。。
(これは完全に私見ですので、軽く聞き(見る?)流してくださいね。)
まあ、こんな時代は近々なくなるでしょうね。
どんな理学療法士が生き残れるのか
こうツイートしている方がおられます。
#理学療法士 #作業療法士
よく同業者の間でこの話題が出て、「自分達はギリギリ残って活躍できる世代で、この後の世代が大変だ」なんて妙な線引きをする人もいるけど、経験年数がある人ほど油断できないと思う。そもそもPTOTが、病院や施設以外に活躍の場を拡げていく必要もあるのでは…と思うけど。 https://t.co/HxAXDUUjJj
— テツイ【鉄以】 (@tetsui_xero) 2019年4月16日
これ、私も同意見です。
今、(理学療法士だから大丈夫。今から理学療法士になる人は危ない」という考えは間違っています。
理学療法士が行うリハビリは新人がやろうが、ベテランがやろうが料金は一緒です。
会社(病院)としては給料が安くてすむ新人のほうが、使いやすいです。
理学療法士が供給過多になった場合、切られるのはベテラン理学療法士でしょう。
ただ、マネジメントなどのスキルのあるベテラン理学療法士は重宝されるはずです。
沢山いる理学療法士をまとめる人は必要ですからね。
マネジメントや理学療法士の特化した技術を持っている理学療法士は生き残れるはずです。
さいごに
結局は日々の勉強、日々の努力が必要ということだと思います。
国家資格ということベテランということに胡坐をかき、努力を忘れた理学療法士は淘汰されていくのです。
ここで一つ私が思うのは、今後理学療法士として生き残れたとしても、これからも給料をどんどん上げていくことは困難になってくるのではないでしょうか。
リハビリの診療報酬が下がっていますからね。
今後のことを考えると副業は絶対した方がいいと思います。
別にリハビリと関係ないことでもいいので、別の収入源も確保するべきですね。