こんにちは!みのりです。
明日は4月1日です。
私の勤めている訪問看護ステーションに新人さんが入職してきます。
その人は新卒です。つまり先月まで学生でした。
一昔前は新卒で訪問看護ステーションに行くなんて考えられない!
といわれていました。
でも、そうなことを言っていた一昔前の理学療法士って訪問看護ステーションに勤めていた経験もなかったりするんですよね。
そもそも、訪問看護ステーションで新人育てたこともない人たちの言葉なんて、何の参考にもなりませんし、言うことを聞く価値もありません。
というわけで、訪問看護ステーションに勤める予定の新人さんに向けて、どうな知識が必要なのか!どんなスキルが必要なのか!ということを書いてみました。
訪問看護のリハビリで必要なのは報連相
報連相は何の仕事でも必要かもしれませんが、訪問看護では特に必要です。
新人では、利用者さんが急変したときに何をいていいのかわからないという不安があると思います。
わからないことは自分で判断してはいけません、看護師に報告・相談しどうすればいいのか指示をもらうんです。
その為には利用者さんの状態を的確に把握し正しく伝えないといけませんね。
それは、病院で勤めていても一緒ですけどね。
この報連相。簡単なようで結構できない人多いんです。
報告するレベルなのか、自分の判断で様子を見れば大丈夫なレベルなのかの判断ができないんですね。
これは完全に経験が必要なことなので、最初はグレーな感じのものも全報、報告・相談した方がいいでしょう。
訪問看護に関係する制度のことは、早くから勉強した方がいい
これは非常に重要なことで、疾患や利用者が現在利用しているサービスによって、介護保険か医療保険か判断しなければなかったり、控除があったり、そもそも訪問看護を利用できなかったりするんです。
これは、利用者さんとの契約時に先輩のスタッフが確認しているのでしょうが、環境がかわるということは多々あります。
その為、新人でもこういった利用者さんの環境の変化や診断されている状態をしっかりと把握しなければなりません。
これも先輩に相談すればいいじゃん!ってなると思いますが、バリエーションが多すぎて完璧に先輩がフォローするのは難しいでしょう。
その為、新人でも制度のことは必ず勉強しましょう。
空気を読む力は大事
利用者さんは、みんな素直に思っていることを言葉にするとはかぎりません。
空気を読む力は利用者さんとの関係を築く上で、とても必要です。
これは鍛えることができるものではないのかもしれませんが、とても必要なスキルなんですね。
もし、自分はこのスキルがないと感じる人がいるのであれば、せめて謙虚でいましょう。
そして、この利用者さんは、私のこの発言でこう感じているんじゃないだろうかって相手がどう思っているのか想像する癖をつけましょう。
さいごに
今回は3つのことを紹介しました。
訪問看護は新卒理学療法士には無理!これは嘘です。
訪問看護で難しいと言われているのは緊急対応でしょう。
訪問看護では、ほとんどの場合、現場に一人で行くので何か緊急対応ができないというところがネックになっていると思います。
もちろん、人工呼吸や心臓マッサージなどの技術は必要だと思います。
でも、この技術は病院でも必要です。
もし、この教習所でも習うようなレベルの対応もできないのであれば、一刻も早く救急対応の講習を受けましょう。
あとは報連相で何とかなるので、新人理学療法士が訪問看護で働くのは絶対無理というのは絶対正しくありません。