リハビリの話

組織の中で自分が仕事をするために注意すること。他人に期待しすぎない、無理に人を変えようとしないことが大事

こんにちは。みのりです。

 

組織で働くことで、人間関係に悩むことは多いと思います。

私の場合、病院や訪問看護ステーションで勤務をしていた経験の中で同僚や部下に仕事をお願いするときに悩むことがたくさんありました。

それは、自分の思い通りにならないということが原因です。

 

こうすればこうなるという自分の勝手な思い込みが物事を複雑にしてしまっていたのだと思います。

そういった経験の中で、いくつかの注意点を考慮することで著しく仕事の効率が上がったのでその考えを紹介します。

 

組織で仕事をするなら、部下や同療に過度な期待をしてはいけない。

部下や同僚に過度な期待をしてしまうと、期待通りにいかなかった時に腹が立ってしまいます。

そして、腹が立つことでイライラして自分の本来する仕事がスムーズにできなくなってしまいます。

 

よくあるのが、部下や同僚に仕事を頼む時に自分の基準で「これぐらいは自分で考えてできるだろう」と思い適当に説明を省いたらエライことになるということがあります。

クレームの嵐になることもありました。

 

そういった経験から私は他人に期待することを辞めました。

そして、同僚や部下は何もできないという想定で物事を進めるようにしたのです。

それにより、仕事を頼む際に細かく説明をするようになりましたし、フォローもできるようになりました。

仕事のできない部下や同僚に仕事を頼む時はいきなり複雑なことも頼まない。

私は部下や同僚に新しい仕事を頼む時、まずは簡単な仕事だけをお願いして、それがスムーズに行えるようになってから徐々に複雑なものへとシフトさせていきます。

お願いした仕事に部下や同僚に慣れてきたら、勝手に自分で考えて行動するようになってきます。

初めから部下に考えて動くことなんか求めてはいけないんです。

 

もしいつまで経っても自分で考えて行動しないようであれば助言しますが、何回助言しても変わらない場合は他の人に仕事を頼んだ方がいいです。

 

厳しいことを言うようではありますが、これが本質だと思います。

20年や30年生きていく中で培われなかったことを、今更ちょっと指導したぐらいで人間の本質的な部分を変えることなんてできないと思った方がいいと思います

 

できる人にできる仕事を依頼する。

いつまでたっても変わらない人に対して、たくさん時間を使って、その人を変えようと頑張る時間があるのであれば、出来る人に頼んでさっさとタスクをこなしていく方が効率がいいです。

それはその人自身を否定していることではなくて、人には「得意なこと」と「苦手なこと」があるので、得意な部分で仕事をしてもらえばいいと思います。

 

自分で考えて行動できない人に期待してはいけない。また、そういう人を他人が変えることなんてできない。

考えて行動することができる人っていうのは、ある程度仕事に対してのモチベーションが高く向上心の高い人です。

しかし、世の中には「与えられたことばかりやってればいいや」と考える人だってたくさんいるんです。

それを私たちは知っておかなければいけません。

 

そして、そんな考えの人達を他人が変えることなんてできないんです。

人は変われるかもしれませんが、よっぽど自分で変わろうとしないと変わることなんでできません。他人がいくら必死に変わった方がいいと伝えても、その人自身が変わろうと思わないと変わらないんです。

自分で考えて行動できない療法士はどうすればいいのか?ということを考える

療法士は利用者さんをマネジメントするという役割があるので、訓練だけできたとしても仕事ができているということにはなりません。

 

では、自分で考えて行動できないという人が、どう利用者さんをマネジメントしていくかというと、たいていの仕事のできない療法士は訓練をマニュアル化しようとします

基本的に訓練内容というのは変えていかないと効果が出づらいものなので、その時の利用者さんの状態に合わせて訓練内容を変えていかなければなりません。

マニュアル化なんてできないのです。

 

では、そんな療法士はどうすればよいのかというと、症例検討や症例発表をたくさんするんです。

これによりマネジメントのコツみたいなのが見えてきます。

 

そういったコツみたいなものが見えてくると、利用者さんの訓練に対してのみ考えて行動ができるようになっていきます。それを繰り返していくのです。

 

 

あとは役割と責任を与えると頑張る人もいます。

私の職場のケースでは、やる気のない自分で考えて行動できない理学療法士に新人教育を任せました。

新人が何か失敗をしたり、できないことが分かった時にバイザーに問題解決を考えてもらう、そして少しこちらからも手を差し伸べるというような方法を取りました。

 

それにより、その理学療法士は仕事に対して責任感が芽生え、少しづつ自分で考えて行動できるようになっていきました。

 

自分のメンタルを正常に保つために考えたを変えることが必要

私は同じ立場の同僚に対して、「なんで自分と同じ立場なのにこいつはこんなに働かないんだ」と思うことがよくありました。

ただそれにいちいち腹を立てていると、自分の時間がどんどん少なくなって生産性も落ちて、ただ無駄なだけだなと思うようになりました。

だから、他人は自分と同じような立場なんだから、自分と同じぐらい頑張らないといけないという考えは捨てて、他人は他人、自分は自分と思うようにしました。

 

そこを割り切れるようになってからストレスは軽減しました。

 

さいごに

仕事を円滑に進めるのには非効率的なことをなるべく避ける必要があります。

人には得意な分野と苦手な分野があり、やる気も人それぞれなので上司はそれを見極め仕事を振り分けるということをしないといけません。

 

私の場合は他人に過度の期待をしすぎないという考えをもつことで、そういった仕事の振り分けがしやすくなりました。そして、それにより自分の今しないといけないことが見えるようになったと思います。

 

みんなで成長しみんなで頑張って仕事をするという綺麗ごとを尊重すると無駄が多くなってしなうんですね。

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