訪問看護の話

なぜ訪問看護ステーションに看護師が定着しないのか。

こんにちは!みのりです。

 

昨日、看護師の職員が急に退職しました。

私が勤めている訪問看護ステーションはセラピストがたくさんいます。

看護師はセラピストより圧倒的に少ないんです。

 

訪問看護ステーションなのにです。

そう。慢性的な看護師不足の訪問看護ステーションなのです。

 

この慢性的な看護師不足は、うちの訪問看護ステーションだけの問題かと思っていたのですが、周辺の訪問看護ステーションスタッフと話してみると、どこも看護師が足りないとのこと。

訪問看護ステーションになぜ、看護師が定着しないのでしょうか?今回はこのことについて書いていこうと思います。

訪問看護ステーションに魅力がないから

結論はコレなんですね。

看護師にとって訪問看護ステーションに魅力がないのです。

看護師にとって訪問看護の給料は高くない

セラピストであれば、病院勤務より訪問看護の方が圧倒的に給料が高いです。

看護師の場合は違います。

訪問看護には夜勤なども大きくお手当がつくようなものはありません。病院勤務よりも給料が低くなることもしばしばです。

訪問看護は時間を拘束される

訪問看護にはオンコールがあります。

オンコール対応をしている看護師は、その期間遊びに行くこともできないですし、お酒を飲むこともできません。

病院で一般の看護師として働いていたら、こんなことをする必要ありませんから、なかなか面倒な仕事ですよね。それなのにオンコールのお手当は1日数百円だったりするので、割に合わないと思われても仕方ありません。

1人で対応しないといけないというプレッシャーがある

病院で働いていると、自分で対応しきれない時は、他の看護師に助けを求めることができます。

訪問看護だと、それがなかなか難しいと思われがちなので、そういったことに不安を感じる看護師は少なくないようです。

利用者宅に訪問するのは1人ですから基本的に対応も1人がします。

しかし、これに関しては看護師の多い訪問看護ステーションでは他の看護師にフォローしてもらうことは可能です。

実際、私が勤めている訪問看護ステーションでは、現在点滴ができない(経験が少ない)看護師や、小児科勤務が長く緊急対応に自信がないという看護師も在籍しているのですが、なんとかなっています。

 

もちろん、そういった看護師は今からスキルアップしていかなければなりませんが、できないから訪問看護ステーションで働けないというわけではありません。

訪問看護は大規模化したいのに看護師不足になる。看護師を集めるにはいお金が必要。

訪問看護の今の流れとして、重度の利用者を受け入れることができ、24時間対応のできるステーションが求められています。

このような対応をするには看護師数が必要です。看護師の層を厚くしないと重度の人をたくさん受け入れいれ、尚且つ24時間対応することなんてできないんです。

しかし、訪問看護に来てくれる看護師は少ない。

本当に少ない。。

訪問看護に看護師を集めるためには、今よりも更に給与面の待遇を良くする必要があるでしょうね。

訪問看護分野の診療報酬があがらないと、会社はキツイですけどね。

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