こんにちは!みのりです。
4月になりました。新年度の始まりです。
訪問看護で働く人達にとって、診療報酬のマイナス改定や新コロナのパンデミックで今年は大変ですよね。
事業所の売り上げが激下がりの所もあるでしょう。
ボーナスがカットになったところもあるでしょう。
減給になったところもあるでしょう。
まさに訪問看護にとって冬の時代が到来しています。
訪問看護のセラピストの求人は激減
少し前にこんなツイートをしています。
訪問看護の理学療法士の求人激減してるなー。
来年の介護の改正も訪問看護のリハビリとしては、マイナス改定になるだろうし。
— みのり@訪問看護で働く理学療法士 (@kikuchiyooo) March 14, 2020
一昔前、訪問看護ではセラピストをガンガン雇っていました。
しかし、最近の訪問看護においてセラピストの求人は激減しています。私が勤めている訪問看護ステーションでも新入職の求人は取り下げています。
去年までは来るもの拒まず状態だったんですけどね。
実際に私が勤めている地域では理学療法士協会から来る冊子に載っている訪問看護の求人は2件位しかありませんでした。
訪問看護でセラピストの求人が激減する理由
看護師の場合、緊急対応や急な点滴の指示などによりスケジュールの変更が多い為、利用者の予定をパンパンに詰めることができません。ある程度余裕を持ったスケジュールにしておく必要があります。
しかし、セラピストの場合は緊急対応をすることはないですし、介入も時間通りにできます。その為、利用者の予定はパンパンに詰めることができます。
また、セラピストの方が看護師よりも安く雇うことができます。平均年収が違いますからね。因みに看護師の平均年収は480万程度、セラピストの平均年収が408万程度です。
そういった点で、訪問看護ステーションでセラピストが重宝されていました。
しかし、ここ数年の介護や医療のマイナス改定によりセラピストの多い訪問看護ステーションは減収となっています。
セラピストが増えすぎると介入1件の単価がどうしても下がってしまうんです。
訪問看護のセラピストの給料も下がる?
実際に給料が下がっているところもあります。
訪問看護で歩合があると、それなりにスタッフのモチベーションは上がるけど、利用者の囲い込みをしようとする人がでてくる。
これが厄介。
そう思って私の知り合いの訪看STは、歩合制をやめて、ボーナスという形でインセンティブを与えようとしたのだけれど、退職者続出。
— みのり@訪問看護で働く理学療法士 (@kikuchiyooo) March 10, 2020
ツイートしたように、私に知り合いの訪問看護ステーションでは歩合がなくなりました。
基本給が下がったという理学療法士もいます。
会社の収益がさがると、職員の給料も下がるのが現実です。
セラピストが多い訪問看護にとってマイナス改定が続いているので、理学療法士の給料は下がる傾向にあります。私の勤めている訪問看護ステーションでは基本給はかわらないですが、歩合や賞与などのプラスαの部分が減少しています。
歩合や賞与を貰うことを当たり前に思っていて生活費に充てていた人にとってはキツイでしょう。