リハビリの話

理学療法士の資格さえ取れば就職に困ることは無いという時代は終わった

こんにちは!みのりです。

もう3月末になってきました。新人理学療法士が社会にでる準備をする時期ですね。

私の勤めている訪問看護ステーションでは今回新人をとりませんでした。

今回は、「理学療法士の資格さえ取れば就職に困ることはないという時代は終わった」という話です。

訪問看護のセラピストの求人は激減している

いや、ほんと激減しています。

私の勤めている地域での話ですが、理学療法士の某雑誌に載っている訪問看護ステーションの求人は激減しています。

つい先日、ある病院が閉鎖することになったんですが、ベテランPTの理学療法士の再就職先がないんです。

もちろん、年収400万位の就職口はあるのですが、今稼いでる給料(600万位)で雇ってくれる所はなかなかないそうです。

会社側から見ても600万も出して雇うんなら、かなりの条件を出しますよね。ただただ、経験年数だけ重ねているような理学療法士なんていりません。

訪問看護において理学療法士は必要なくなる?

0にはならないでしょうが、確実に理学療法士の需要はなくなります。

今激減しているのですから。

だって、訪問リハビリステーションというものがあるんですよ。

訪問看護でリハビリをしていたら、ややこしいですよね。

今までは、訪問リハが少なく外来リハも縮小していく方向性にあったため、訪問看護のリハビリの需要がとても高かったんです。

 

しかし、そこに国から目をつけられた訪問看護ステーションは

「自分ちょっと調子に乗ってんちゃうか。自分訪問看護なんやから看護を提供せなあかんやろ」

「訪問看護やのにリハビリするんなら金出さへんで」

と言われているのです。

 

訪問看護ステーションにとって、理学療法士は必要なくはないですが、最小限でいいという感じになってきています。

理学療法士として稼げるようになるためにどうすればいいのか?

開業でしょうね。これが一番理学療法士として稼げる方法です。

その他では、今勤めている会社で出世するしかありません。

つまり、プレイヤーではなく管理する立場に回るということが稼げるようになる唯一の方法なんです。

その為には、管理できるようになるスキルを身に付けなければなりませんね。

この管理業務はとても難しいんです。

人それぞれ考えることは違いますから、上司や部下が本音の部分でどう思っているかなんて理解することができません。

でも、それを心底考えて皆が納得するように話をする。このスキルがとても必要になります。

結局、会社は人と人の繋がりを上手くコントロールできる人が勝ち抜いていくんです。

 

というわけで、理学療法士は資格さえ取れば就職に困ることは無いという時代は終わりました。

良い就職先はしょぼい理学療法士には手に入りません。

給料のいいとこなんて再就職できません。

高い給料を貰いたいんなら人を管理できるようになるしかありません。

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