訪問看護の話

【知っておきたい】訪問看護管理療養費とは?

こんにちは!みのりです。

今回はほぼ全ての訪問看護ステーションが算定している訪問看護管理療養費について書いていきます。

訪問看護管理療養費は本などで調べることはできます。

しかし、訪問看護の制度について何かを調べようとすると、分厚い本から小難しい文章を探し出す作業をしないといけません。非常に面倒です。

というわけで、今回は記事にしてみたのです。

訪問看護管理療養費とは

訪問看護管理療養費は、安全な提供体制が整備されている訪問看護ステーションが、訪問看護計画書や訪問看護報告書を主治医に提出するとともに、主治医との連携確保や訪問看護計画の見直しを含め、指定訪問看護の実施に関する休日・祝日なども含めた計画的な管理を継続して行った場合に支給されるものです。

つまり、普通に営業していればとれるものです。

因みに安全な提供体制とは

  1. 安全管理に関する考え方や事故発生時の対応などが文書化されている
  2. 訪問先で発生したインシデント・アクシデントなどの報告がされ、その分析を通した改善策が実施される体制が整備されている
  3. 日常生活の自立度が低い利用者につき、褥瘡に関する危険因子の評価を行う。また、褥瘡に関する危険因子のある利用者や既に褥瘡を有する利用者については、適切な褥瘡対策の感度計画を作成し、実施と評価を行う。

訪問看護管理療養費の費用は

訪問看護管理療養費は1日に1回算定できます。

月の初日の場合は7400円、月に2回目以降は2980円となります。

機能強化型訪問看護ステーションの場合は更に初日の料金が上がります。

機能強化型訪問看護管理療養費1の場合は12400円
機能強化型訪問看護管理療養費2の場合は9400円
機能強化型訪問看護管理療養費3の場合は8400円となります。

残念ながら次回の改正から機能強化型はとりにくくなります。記事にもしています。
【令和2年診療報酬改定】機能強化型訪問看護管理療養費をとる為の条件が厳しくなる?

さいごに

訪問看護で医療の料金を利用者や家族へ説明する際、訪問看護管理療養費を徴収するということは知っているのに、訪問看護管理療養費が何なのか知らない人は多いです。

訪問看護管理療養費とは何なのか?利用者や利用者の家族から聞かれることもあります。

そんな時、きちんと説明できないと利用者との信頼関係に傷がつくかもしれません。

訪問看護管理療養費って何だったっけ?と思った時にこの記事を利用してもらえると幸いです。

 

 

 

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