こんちには!みのりです。
私の母が最近癌と診断されました。直腸癌でした。
詳細はこの記事に書いているのですが、ポリープの生検の結果を医師から聞いた母が「先生から癌のステージが5って言われた」と言っていたのです。
それを聞いた私は「5?」。癌のステージってⅣまでじゃなかったっけ??
といった感じでした。
結果的に母が医師から聞いた5というのは細胞診検査の結果(クラス5)だったのです。
これらは意味合いが全然違うので、今回はこれらのことについて解説します。
癌のステージについて
凄くわかりやすい図がありました。
癌と言えばこのステージを思い浮かべる人が多いんじゃないでしょうか。
ステージⅣは絶望的なイメージがありますが、今はそんなことはありません。
この図でもわかりますが、ステージⅣでも5年生存率は20%近くあります。
ステージⅤはありませんね・・・
癌のクラスについて
これは腫瘍が悪性か良性のものかを判断する基準になります。
癌のステージとは全く関係ありません。
大腸ファイバーなどで採取した細胞を生検に出すことで、この腫瘍の悪性度がわかります。
パパニコロウ分類法
クラスⅠ:正常細胞(異常なし)
クラスⅡ:異型細胞は存在するが、悪性ではない
クラスⅢ:
Ⅲa 軽度・中等度異型性(悪性を少し疑う)
Ⅲb 高度異型性(悪性をかなり疑う)
クラスⅣ:悪性細胞の可能性が高い、あるいは上皮内がん
クラスⅤ:悪性と断定できる異型細胞がある
(正常・良性、良悪性鑑別困難、悪性疑い、悪性という4段階の分類法を使うこともあります)
このパパニコロウ分類法というのが有名です。
私の母が医師から言われたのがこのクラスⅤだったんです。
まあ、悪性腫瘍だということがはっきりとわかったので深刻なんですけどね・・・。
癌のクラスとステージを勘違いする人は多い
私の母は70歳台です。
このクラスとステージを理解することはできていませんでした。
私も恥ずかしいことですが、この腫瘍のクラスというものを知りませんでした。
実際、このクラスとステージを勘違いしる患者さんや患者さんの家族はとても多いようです。
全く別物なので正しく理解したいものですね。