こんにちは!みのりです。
皆さんは夏休みや有休休暇をキチンと消化できていますか?
訪問看護ステーションで勤めていると、休みにくいことが多いんじゃないかと思います。
休みにくい原因の主なものは、代診が振れないということでしょう。
スタッフ不足で物理的に代診が振れないのであれば、あなたが解決することではありません。社長や人事にどうにかしてもらいましょう。上司に伝えても何もしてくれないのなら、何も考えず休んじゃいましょう。上司の責任です。
しかし、スタッフの人員が足りているのに代診が振れないというのは、あなたの問題かもしれません。
安心してください。
対策さえすればなんとかなりますよ。
今回は、その方法を書いていきます。
訪問看護の代診はハードルが高い
病院のリハビリなら難なく行える代診も、在宅になったとたんハードルが上がってしまいます。
患者さんの立場で考えると、
病院のリハビリの場合は代診であっても、いつもと違う療法士がリハビリに来るだけですが、訪問看護の場合は、見知らぬ療法士を家に上げないといけないわけですから、何かしらの抵抗はありますよね。
すこし、気が引けるのも理解できます。
しかし、代診が出来ないわけではありません。
事前に対処しておくとハードルを下げることはできます。
訪問看護の代診のハードルを下げる方法は
代診を拒む利用者には、いつくかの理由があります。
利用者が代診を拒む理由
①いつもの人(担当者)のリハビリが気に入っていて、代わりの人に来てもらいたくない。
②人見知りをしてしまう為、他の人が来るのがストレス
③異性の人からリハビリを受けるのが嫌
etc
これらの拒む理由を解決することは簡単です。
この3つの理由の場合、あらかじめ、他のスタッフを同行させることで、ある程度解決できます。
いきなり、知らない人が家に来るということに抵抗があるのです。
まず、①の場合
これは、完全に利用者の依存です。
リハビリでは誰が来ても、しっかりとした訓練を受けることができると思わせなければいけません。その為には、担当者に依存させないよう介入初期から他のスタッフを同行させると良いです。
また、初期から代診をしてもらうことで担当者への依存を軽減できる可能性があります。
②も同じようなもんです。
介入初期から、他のスタッフを同行させることで代診時の抵抗を軽減させることができます。また、初期から代診をしてもらい「訪問看護のリハビリは担当者が度々代わるもんなんだ」と認識してもらうことも方法の1つでしょう。
③は
同性じゃないと嫌だというのが思い込みだったりすることが結構あります。
私の勤めている訪問看護ステーションでは度々女性希望でリハビリの依頼が来ます。
始めは女性の担当者をつけるのですが、男性の療法士を同行させたり、代診させたりして徐々に異性に慣れてもらうようにすると、男性療法士への担当変更が可能になったりします。
数値化すると女性希望の60%くらいの人は、この方法で男性療法士への担当変更が可能になっています。
女性を担当に付け男性を同行させるというのは、結構ハードルが下がるので、そこから攻めていくのです。
それでも代診を拒む利用者への対処法
休めばいいんです。
利用者が「代診は嫌です」と頑なに拒否しているとして、言うことを100%聞く必要はありません。代診が嫌なのであれば利用者のリハビリを休みにすればいいのです。
訪問看護の契約は事業所と利用者の間で交わされています。
担当者と契約を交わしているわけではありません。
そこを利用者に理解してもらいましょう。
円滑に業務をこなすために、ある程度の工夫は必要ですが、自分を犠牲にする必要なんでないんです。
ここでいう犠牲というのは、利用者の思い込みを尊重して、休みたいのに休まないということです。
私はあなた(利用者)の担当なので精いっぱい訪問看護のサービスを提供しますが、休む時もありますし、担当者が代わることもあります。ということを介入初期の段階でしっかりと説明しましょう。