訪問看護の話

女性療法士が少ない訪問看護ステーションで女性希望のリハ依頼をうけてもなんとかできる方法

こんにちは!佐藤みのりです。

 

私はよくツイッターで男ですか?女ですか?という質問をいただきます。

 

 

男ですよー!

バリバリ男です。

 

ところで私が勤めている訪問看護ステーションでは女性療法士がとても少ないです。10名ほど常勤の理学療法士や作業療法士がいるなかで女性スタッフは1人です。

 

利用者が女性スタッフを希望することは多々あり、受け入れが困難な場合もあるのですが、今はなんとか依頼を断らずすべて受け入れることができています。

 

今回は、女性療法士がなぜ求められるのか?男性療法士でもかわりがきくのか?ということを書きます。

 

利用者が女性療法士を希望する理由

 

女性療法士が少ないので、リハビリの依頼を断らないようにするためにいろいろ工夫しなければいけません。私が働いている訪問看護ステーションでは基本的に依頼を断りません。なんとかしようとおもえばなんとかなるものです。

利用者が女性療法士を希望する理由はいろいろあるのですが、大きく3つに分けられます。

 

男性が家に入ってこられるのが嫌!怖い!

 

これは独居の女性に多いです。女性はいくつになっても女性。やはり、体の大きな男性が家に入ってくるということ自体に抵抗があるようです。

これは女性がいかなけらばならないでしょう。代診で男性療法士を介入させようとしても断られる場合が多いです。担当の女性療法士との良好な関係が築けるようになれが、男性療法士を同行させて慣れてもらうというアプローチをします。私の経験ではこれで3割くらいの利用者は男性OKになります。

 

怖い人だと自分の言いたいことが言えないから女性がいい

 

女性のほうが優しいというイメージがあるようで、男性利用者に多い傾向があります。代診などで男性スタッフが対応すると次から男性OKになるパターンが多いです。

 

男性は力が強いから女性がいい

 

完全に利用者の思い込みではありますが、女性のほうが力が弱い。優しく触ってくれる。

ということです。

これも男性スタッフが一時的にでも関わって、利用者にリラクゼーションの圧などを聞きながらアプローチすることで男性OKになります。

 

男性療法士でも女性と同様のアプローチができることを利用者にわからせることが大事。

 

利用者が女性療法士を希望する理由であげたように、利用者の思い込みで女性療法士でないとダメだとなっていることが多いです。

男性療法士が代診などで単発的にでも関わることができれば、この思い込みを解消することができます。

 

私の働いている訪問看護ステーションの場合は、まず女性療法士が担当し、利用者との関係を築きます。その後、代診で男性療法士が訪問してもよいか利用者に聞きます。そこからOKがでれば男性療法士を訪問させ、男性でも希望するサービスを提供できるよってことをアピールします。

 

男性療法士が訪問するところまで行ければ、だいたい7割の利用者が男性療法士OKになります。

マイナスイメージから入っている男性療法士なので、1度利用者から受け入れられると、すごく信頼されます。

 

まとめ

 

とにもかくにも、女性が少ないので依頼を断らないためには男性でもいいか利用者と交渉するしかありません。1度男性療法士のリハビリを体験してもらい、そこから利用者に男性でもよいか判断してもらう方法をとっています。

 

利用者の誤解や思い込みはとても多いので、体験してもらうということはよいアプローチ方法であると思います。

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